オレガノ / Oregano

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オレガノは日光と熱さを好むため、地熱が高い岩場や山間部に繁殖します。乾燥した石ばかりの土地に自生し、固い茎を持ち、白・ピンク・赤の花を咲かせ、花も香辛料として使用されます。香りがあり、種類に富んだ多年生の植物であり、世界的にも需要のある重要な薬用及び芳香性の製品のひとつです。

料理に使われるスパイスであるオレガノの香りでよく知られています。また、オレガノ茶、オレガノ水、オレガノ・オイルなど、オレガノから作られる様々な製品があります。

世界のオレガノ貿易の70%はトルコ産


トルコは、世界のオレガノ貿易の約70%を担っています。近年、代替医療の適用によって使用範囲が拡大し、需要はますます増えています。これもまたオレガノの経済的価値を上げる要因となっています。

使用:


化学工業でも用いられるオレガノは、料理ではソースやサラダで、食品・飲料として非常に広く使われています。肉料理や魚料理、パスタソースなどに香りと風味を与えるオレガノは、主に香辛料として使われる他に、揮発性オイルのチモールとカルバクロールを含むため、医薬品や香水の製造にも用いられます。強い抗菌作用があるので、特に咽頭炎や口内炎にも効果があります。オレガノを蒸留すると油分の下に溜まるオレガノ水は、特に血中コレステロールと血糖値を下げ(抗糖尿病・抗コレステロール)、消化器官・呼吸器の病気の治療や胃腸の不具合にも効きます。

効能


オレガノ茶:


オレガノ茶は消化器官に非常に有効に作用します。消化促進、胃腸の不具合改善、食欲増進などの優れた特性を持ったオレガノ茶はまた、月経を整え、生理痛を緩和し、機能を強化しニキビを予防します。

<オレガノ茶の作り方>
小さじ一杯の乾燥オレガノ粉末(5g)をグラス一杯分のお湯に煎じ、蓋をして8-10分蒸らして茶漉しで漉します。日に2-3杯、新しく煎じたものを、空腹時やおやつ時に、冷めない内に少しずつ飲みます。妊娠中の女性にはお勧めしません。


オレガノ・オイル:


バージン・オリーブオイルと併せて使われるオレガノ・オイルは、痛みのある箇所にマッサージしながら塗布すると痛みを緩和し、痛みが広がるのを防ぎます。
<オレガノ・オイルの作り方>
チンキ剤を作るのと同様ですが、コニャックの代わりにバージン・オリーブオイルを使用します。瓶の中にいっぱいに詰めたオレガノの花の上からオリーブオイルを加え、10日間日当たりの良い場所に置きます。使用する分だけ漉して使います。

オレガノ水:

腸内の寄生虫退治に役立ちます。また緩和剤の特性も持ち、痙攣を抑え、体の調子を整えます。胃の働きに非常に良い効果があります。コレステロールを低減させます。腎結石の治療に使われます。口、歯、喉の炎症にはうがい薬として使用すると治癒効果があります。てんかんの発作を予防します。体内の余剰な脂肪分を燃焼させる作用があります。胃痛・腹痛・頭痛に効きます。